ざつ旅-That’s Journey- 栃木県聖地巡礼完全ガイド|那須烏山市の全スポットを徹底解説
漫画家志望の女子大生・ちかちゃんが行き当たりばったりの旅をするTVアニメ「ざつ旅-That’s Journey-」。その第6旅で描かれた栃木県那須烏山市は、2026年版「訪れてみたい日本のアニメ聖地88」にも選定された人気の聖地です。
本記事では、実際に聖地巡礼を行う際に必要な情報を網羅的に紹介します。アクセス方法から各スポットの詳細、効率的な巡礼ルート、そして地元グルメまで、ざつ旅ファンが那須烏山市を満喫するための完全ガイドです。
ざつ旅とは?栃木県が聖地に選ばれた理由
「ざつ旅-That’s Journey-」は、石坂ケンタ氏による漫画を原作としたショートアニメ作品です。主人公のちかちゃんが、計画性のない「雑な旅」を通じて日本各地の魅力を発見していく様子が描かれています。
第6旅で取り上げられた栃木県那須烏山市は、宇都宮駅からJR烏山線で約50分の場所に位置する、人口約2万3千人の小さな市です。国指定史跡の山城「烏山城跡」、第二次世界大戦末期の地下工場跡を利用した「どうくつ酒造」、日本の滝百選にも選ばれた「龍門の滝」など、歴史と自然が調和した魅力的な観光地が点在しています。
アニメツーリズム協会による「訪れてみたい日本のアニメ聖地88」2026年版に選定されたことで、全国のアニメファンから注目を集める聖地となりました。作品中で紹介された極太の手打ちそばや地下酒蔵など、独特の魅力が多くの巡礼者を惹きつけています。
那須烏山市へのアクセス方法
東京方面からのアクセス
那須烏山市への玄関口は、JR烏山線の烏山駅です。東京近郊からは日帰りでも十分に巡礼可能な距離にあります。
基本ルート:
- 東京駅・上野駅から東北本線で宇都宮駅へ(新幹線利用で約50分、在来線で約1時間50分)
- 宇都宮駅でJR烏山線に乗り換え
- 烏山駅まで約50分(2両編成のローカル線)
烏山線の注意点:
- 本数が非常に限られているため、事前に時刻表の確認が必須
- 日中は1〜2時間に1本程度の運行
- 土休日は運行本数がさらに減少
- 宇都宮駅での乗り換え時間に余裕を持つことを推奨
車でのアクセス
自家用車を利用する場合、より自由度の高い巡礼が可能です。
- 東北自動車道「宇都宮IC」から国道293号線経由で約40分
- 常磐自動車道「那珂IC」から国道293号線経由で約50分
各観光スポットには駐車場が整備されていますが、もり食堂など人気店舗では混雑時に駐車待ちが発生することもあります。
聖地巡礼モデルコース
日帰り巡礼コース(電車利用)
JR烏山線を利用した効率的な巡礼ルートを紹介します。
午前中:滝駅周辺エリア
9:00 宇都宮駅発
↓
9:50 滝駅着
↓ 徒歩5分
10:00 龍門の滝見学(30分)
↓ 徒歩すぐ
10:40 龍門ふるさと民芸館・龍門カフェ(40分)
↓ 徒歩15分
11:30 どうくつ酒造見学・試飲(60分)
昼食:もり食堂
12:40 滝駅から烏山駅へ移動(約10分)
↓
13:00 もり食堂で極太そば(60分)
午後:烏山駅周辺エリア
14:10 烏山駅周辺散策
↓ 徒歩10分
14:30 八雲神社参拝(20分)
↓ 徒歩15分
15:00 烏山城跡(三の丸跡)見学(40分)
↓ 徒歩20分
15:50 鶴正茶店(30分)
↓
16:30 烏山駅発
↓
17:20 宇都宮駅着
このコースなら、作品に登場した主要スポットを無理なく巡ることができます。ただし、烏山線の運行時刻に合わせて調整が必要です。
じっくり巡礼コース(1泊2日)
時間に余裕がある場合は、烏山温泉に宿泊してゆっくり巡礼するのもおすすめです。
1日目:
- 午後に那須烏山市到着
- 烏山駅周辺の観光スポット巡り
- 烏山温泉で宿泊(美肌の湯として知られるアルカリ性単純温泉)
2日目:
- 午前中に滝駅周辺エリアを巡礼
- もり食堂で昼食
- 午後に宇都宮駅へ移動し、宇都宮餃子を堪能
主要聖地スポット詳細ガイド
滝駅(JR烏山線)
ちかちゃんが降り立った無人駅。作品中でも印象的に描かれた駅舎は、ローカル線の雰囲気を色濃く残しています。
見どころ:
- レトロな駅舎の外観
- ホームから見える田園風景
- 駅前の静かな雰囲気
撮影ポイント:
駅舎正面からの構図が作品中のカットに近い角度です。列車の本数が少ないため、到着時と出発時が撮影のチャンスとなります。
龍門の滝
作品中でも紹介された、那須烏山市を代表する観光名所です。幅65m、高さ20mの大滝で、「日本の滝百選」にも選定されています。
アクセス:
- JR烏山線滝駅から徒歩約5分
- 駐車場あり(無料)
見どころ:
- 雄大な滝の景観
- 大蛇が住んでいたという伝説
- 四季折々の自然美(特に新緑と紅葉の時期が人気)
- 滝壺近くまで降りられる遊歩道
利用情報:
- 見学自由
- 入場料無料
- 年中無休
滝の水量は季節や降雨状況によって変化します。迫力ある姿を見たい場合は、雨上がりや春の雪解け時期がおすすめです。
龍門ふるさと民芸館・龍門カフェ
龍門の滝のすぐ近くにある施設で、地域の民芸品展示と休憩スペースを兼ねています。
営業情報:
- 営業時間:9:00〜17:00(カフェは10:00〜16:00)
- 休業日:月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始
- 入館料:無料
施設内容:
- 1階:民芸品展示、お土産コーナー
- 2階:龍門カフェ(軽食・ドリンク)
龍門カフェからは滝を眺めながらゆっくり休憩できます。地元の食材を使った軽食やスイーツが楽しめ、巡礼の休憩スポットとして最適です。
どうくつ酒造(島崎酒造)
作品中でちかちゃんが訪れた、全国的にも珍しい地下洞窟の酒蔵です。
歴史:
第二次世界大戦末期、この地下工場は戦車製造のために掘削されました。戦後、その一定の温度と湿度が保たれる環境が日本酒の貯蔵に適していることから、島崎酒造が酒蔵として活用を始めました。
見学情報:
- 営業時間:9:00〜17:00
- 定休日:不定休(要確認)
- 見学料:無料
- 試飲:可能(運転者は不可)
アクセス:
- 滝駅から徒歩約15分
- 龍門の滝から徒歩約10分
- 駐車場あり
見どころ:
- 全長約600mの地下洞窟
- 年間を通じて約10〜15℃に保たれる環境
- 日本酒の貯蔵風景
- 戦争遺跡としての歴史的価値
人気商品:
- 「東力士」シリーズ
- 洞窟貯蔵の限定酒
- 酒粕を使った商品
店内は広いスペースがありますが、週末や観光シーズンは多くの観光客で賑わいます。ゆっくり見学したい場合は平日の午前中がおすすめです。試飲コーナーでは複数の銘柄を試すことができ、お気に入りを見つけて購入できます。
もり食堂
作品中で最も印象的に描かれた、極太の手打ちそばが名物の老舗食堂です。
営業情報:
- 営業時間:11:00〜14:00頃(売り切れ次第終了)
- 定休日:不定休(要事前確認)
- 席数:座敷席を含め約30席
アクセス:
- JR烏山駅から徒歩約5分
- 駐車場:店舗前に数台分あり
メニュー:
- もりそば(極太手打ち):800円前後
- かけそば:750円前後
- 天ぷらそば:1,200円前後
特徴:
那須烏山市周辺は「八溝そば」の産地として知られ、もり食堂ではその伝統的な極太の田舎そばが味わえます。そばの太さは通常の2〜3倍ほどあり、食べ応え十分。つゆは甘めの味付けで、好みが分かれるかもしれませんが、地元の人々に長年愛されている味です。
注意点:
- 人気店のため、昼時は混雑必至
- 開店直後(11:00頃)か13:00以降が比較的空いている
- 売り切れで早めに閉店することもあるため、遅い時間は避けるべき
- 作品に登場した座敷席は人気が高く、満席の場合も多い
聖地巡礼者の間では「ざつ旅巡礼の締めくくり」として訪れることが定番となっています。
烏山駅
JR烏山線の終着駅で、那須烏山市の玄関口です。
駅舎の特徴:
- 比較的新しい駅舎(2014年改築)
- 観光案内所併設
- 待合室に地域の観光情報が掲示
周辺施設:
- コンビニ(徒歩5分圏内)
- 観光マップ配布
- レンタサイクル(要事前予約)
駅前には那須烏山市の観光マップが設置されており、初めて訪れる巡礼者にとって有用な情報が得られます。また、駅員さんに聞けば地元のおすすめスポットを教えてもらえることもあります。
烏山城跡(三の丸跡)
国指定史跡の山城跡で、作品中でもちかちゃんが訪れています。
歴史:
14世紀に築城され、江戸時代には烏山藩の藩庁が置かれました。明治維新後に廃城となり、現在は石垣や曲輪の一部が残されています。
アクセス:
- 烏山駅から徒歩約15分
- 登城口から本丸跡まで徒歩約20分
見どころ:
- 石垣の遺構
- 三の丸跡の広場
- 本丸跡からの眺望
- 城山公園としての整備
注意点:
- 山道のため、歩きやすい靴が必須
- 夏場は虫除け対策を推奨
- 雨天時は足元が滑りやすい
三の丸跡は比較的アクセスしやすい場所にあり、本丸まで登らなくても城跡の雰囲気を感じることができます。時間に余裕があれば本丸まで登ると、那須烏山市を一望できる絶景が楽しめます。
八雲神社
烏山の市街地にある神社で、地域の信仰を集めています。
アクセス:
- 烏山駅から徒歩約10分
特徴:
- 静かな境内
- 地元の方々の参拝スポット
- 御朱印あり(宮司さん不在時は受けられない場合も)
作品中では短いシーンでしたが、地域の歴史を感じられる場所として巡礼者が訪れています。
鶴正茶店
地元で長年営業している茶店で、作品中にも登場しました。
営業情報:
- 営業時間:9:00〜18:00頃
- 定休日:日曜日(要確認)
取り扱い商品:
- 日本茶各種
- 茶器
- 地域の特産品
昔ながらの茶店の雰囲気が残る貴重なお店です。店主との会話も楽しめ、地元の情報を得られることもあります。
神長トンネル
烏山城下町の歴史を感じられる、古いトンネルです。
特徴:
- レトロな雰囲気
- 歴史的建造物としての価値
- 徒歩・自転車で通行可能
作品中では印象的な背景として描かれており、写真撮影スポットとしても人気です。
聖地巡礼をより楽しむためのポイント
公式ざつ地図の活用
アニメ公式サイトでは「ざつ地図」として、作品に登場したスポットの詳細マップが公開されています。スマートフォンでアクセスしながら巡礼すると、より作品の世界観に浸れます。
巡礼ノートの作成
那須烏山市観光協会では、聖地巡礼者向けの特別マップや情報を提供しています。事前に問い合わせておくと、効率的な巡礼ルートを組み立てられます。
季節ごとの見どころ
春(3月〜5月):
- 龍門の滝の水量が豊富
- 新緑が美しい烏山城跡
- 過ごしやすい気候
夏(6月〜8月):
- 7月下旬の「山あげ祭」(460年以上の歴史を持つ野外歌舞伎)
- 緑豊かな景観
- どうくつ酒造の涼しさが心地よい
秋(9月〜11月):
- 紅葉の龍門の滝が絶景
- 新そばの季節(もり食堂で新そばが味わえる)
- 過ごしやすい気候
冬(12月〜2月):
- 凍結した龍門の滝の幻想的な姿(寒波の時期)
- 観光客が少なく、ゆっくり巡礼できる
- 温かいそばが格別
地元グルメを堪能
八溝そば:
もり食堂以外にも、那須烏山市周辺には八溝そばを提供する店舗が複数あります。それぞれ特徴が異なるため、食べ比べも楽しめます。
地酒:
どうくつ酒造の「東力士」をはじめ、栃木県は日本酒の産地として知られています。お土産にも最適です。
宇都宮餃子:
巡礼の帰りに宇都宮駅で途中下車し、有名な宇都宮餃子を味わうのも定番コースです。駅ビル内の「宇都宮餃子館パセオ店」なら、複数の有名店の餃子を一度に楽しめます。
巡礼時の注意事項とマナー
撮影マナー
- もり食堂など飲食店での撮影は、店主に許可を得てから
- 他の利用客の迷惑にならないよう配慮
- 神社仏閣では撮影禁止エリアに注意
- 住宅街での大声や長時間の滞在は避ける
交通マナー
- 烏山線は地元の方の生活路線でもあるため、マナーを守った利用を
- 駅のホームや車内では静かに
- 道路での撮影時は交通の妨げにならないよう注意
地域への配慮
- ゴミは必ず持ち帰る
- 私有地には立ち入らない
- 地元の方への挨拶を心がける
- 施設の営業時間や休業日を事前に確認
安全面での注意
- 烏山城跡は山道のため、適切な服装と靴で
- 夏場は熱中症対策(水分補給、帽子など)
- 冬場は防寒対策と路面凍結に注意
- 龍門の滝周辺は足元が滑りやすいため注意
周辺の観光スポット
メグロの聖地
那須烏山市は、往年の人気バイクメーカー「メグロ」発祥の地としても知られています。バイクファンにとっても訪れる価値のある聖地です。
山あげ祭
毎年7月下旬に開催される、460年以上の歴史を持つ伝統行事です。ユネスコ無形文化遺産にも登録されており、この時期に合わせて訪れるのもおすすめです。
烏山温泉
アルカリ性単純温泉で、美肌の湯として知られています。日帰り入浴可能な施設もあり、巡礼の疲れを癒すのに最適です。
宇都宮での途中下車スポット
宇都宮餃子
作品中でも登場した宇都宮餃子。駅周辺には多数の餃子専門店があります。
おすすめ店舗:
- 宇都宮餃子館パセオ店(駅ビル内、複数店舗の餃子を一度に楽しめる)
- みんみん本店(宇都宮餃子の老舗)
- 正嗣(行列のできる人気店)
二荒山神社
宇都宮の総鎮守として知られる古社。時間があれば参拝するのもおすすめです。
お土産・グッズ情報
那須烏山市のお土産
どうくつ酒造:
- 東力士シリーズの日本酒
- 洞窟貯蔵限定酒
- 酒粕商品
龍門ふるさと民芸館:
- 地域の民芸品
- 龍門の滝関連グッズ
- 地元特産品
もり食堂:
- 乾麺のそば(お土産用)
アニメ関連グッズ
那須烏山市観光協会では、ざつ旅関連の特別マップやパンフレットを配布しています。公式サイトでも巡礼マップがダウンロード可能です。
宿泊情報
那須烏山市内
烏山温泉:
- 日帰り入浴も可能
- 宿泊施設は数軒
- 予約は早めに
宇都宮市内
那須烏山市内の宿泊施設が限られているため、宇都宮市内に宿泊して日帰りで巡礼するのも一般的です。
メリット:
- 宿泊施設の選択肢が豊富
- 夜は宇都宮餃子を堪能できる
- 翌日の観光の選択肢が広がる
最新情報の確認方法
公式サイト
- TVアニメ「ざつ旅-That’s Journey-」公式サイト:最新の聖地情報、ざつ地図
- 那須烏山市観光協会公式サイト:観光情報、イベント情報
- アニメツーリズム協会:聖地88の情報
SNS
- 公式Twitterアカウントで最新情報をチェック
- ハッシュタグ「#ざつ旅」「#ざつ旅聖地巡礼」で他の巡礼者の情報を参考に
現地での情報収集
- 烏山駅の観光案内所
- 那須烏山市観光協会(電話での問い合わせも可能)
- 各施設の営業情報は直接確認が確実
まとめ:ざつ旅栃木編の魅力
「ざつ旅-That’s Journey-」第6旅の舞台となった栃木県那須烏山市は、東京から日帰りでも訪れられる距離にありながら、豊かな自然と歴史、そして独特のグルメが楽しめる魅力的な聖地です。
龍門の滝の雄大な景観、戦争遺跡を活用したどうくつ酒造のユニークさ、もり食堂の極太そば、そして烏山城跡から見渡す街並み。作品を通じて描かれたこれらのスポットは、実際に訪れることで新たな発見と感動をもたらしてくれます。
ローカル線の烏山線に揺られながら、ちかちゃんと同じように「雑な旅」を楽しむ。計画通りにいかないこともあるかもしれませんが、それもまた「ざつ旅」の醍醐味です。
「訪れてみたい日本のアニメ聖地88」に選定され、全国のアニメファンから注目を集める那須烏山市。ファンの皆様の巡礼を、地域全体が温かく迎えてくれます。
本記事の情報を参考に、ぜひ栃木県那須烏山市での聖地巡礼を楽しんでください。作品の世界観を体感しながら、地域の魅力を再発見する旅になることでしょう。