【ざつ旅-That’s Journey-】 三重県伊勢市
はじめに:ざつ旅と三重県の魅力
「ざつ旅-That’s Journey-」は、主人公のちかとりりがSNSのアンケート結果をもとに全国各地を旅するという、ユニークなコンセプトのアニメ作品です。第7旅および第8旅では三重県伊勢志摩エリアが舞台となり、日本を代表する聖地・伊勢神宮をはじめ、二見浦の夫婦岩、おはらい町通りなど、多くの観光スポットが登場しました。
本記事では、アニメに登場した三重県内の聖地を時系列順に紹介し、実際に聖地巡礼する際のアクセス方法、所要時間、おすすめの回り方まで徹底解説します。ファンの方はもちろん、三重県観光を計画している方にも役立つ情報が満載です。
ざつ旅-That’s Journey-とは
「ざつ旅-That’s Journey-」は、石坂ケンタ氏による旅行エッセイ漫画が原作で、2024年にテレビアニメ化されました。主人公のちかとりりが、SNSで募集したアンケート結果に従って旅先を決定し、予想外の場所や出会いを楽しむという、従来の旅行作品とは一線を画す内容となっています。
作品の魅力は、観光ガイドブックには載っていないような「ざつ」な視点から各地の魅力を再発見できる点にあります。三重県編では、伊勢神宮という日本屈指の聖地を訪れながらも、地元の飲食店や意外な穴場スポットにも足を運び、多角的に三重県の魅力を描いています。
三重県編の概要と登場エピソード
三重県は第7旅「神様と出会える街? そして…」および第8旅で登場します。ちかとりりは伊勢湾方面への旅を計画していましたが、りりから「神様に会いにいこう」と誘われ、三重県伊勢市へ向かうことになります。
作中では伊勢神宮の外宮と内宮を中心に、参道の飲食店、おはらい町通り、二見浦の夫婦岩など、伊勢志摩エリアの主要観光スポットが丁寧に描かれています。また、地元の人々との交流や、神様(?)との不思議な出会いなど、ざつ旅らしいユニークなエピソードも展開されます。
聖地巡礼スポット詳細解説
白子漁港(しろこぎょこう)
三重県鈴鹿市にある白子漁港は、アニメの冒頭シーンに登場する場所です。伊勢湾に面したこの漁港は、地元の漁業の拠点として機能しており、観光地化されていない素朴な雰囲気が魅力です。
アニメでは海沿いの風景として描かれており、実際に訪れると潮風と漁港特有の活気を感じることができます。早朝に訪れれば、漁船が出入りする様子や、水揚げされたばかりの魚介類を見ることもできるでしょう。
アクセス情報:
- 近鉄名古屋線「白子駅」から徒歩約15分
- 車の場合は伊勢湾岸自動車道「みえ川越IC」から約15分
- 駐車場は漁港周辺に公共駐車場あり
伊勢市駅
伊勢市駅は、伊勢神宮への玄関口として多くの参拝客が利用する主要駅です。アニメでは、ちかとりりが到着するシーンで駅舎や駅前の雰囲気が描かれています。
駅舎は近代的な建物ですが、伊勢神宮の門前町らしい和風のデザイン要素も取り入れられています。駅前には観光案内所があり、伊勢志摩エリアの観光マップやパンフレットを入手できます。聖地巡礼の拠点として、まずはここで情報収集するのがおすすめです。
アクセス情報:
- JR参宮線・近鉄山田線「伊勢市駅」
- 名古屋から近鉄特急で約1時間30分
- 大阪から近鉄特急で約2時間
- 駅前にはバスターミナルがあり、外宮・内宮へのバスが頻繁に運行
伊勢神宮外宮参道
伊勢市駅から外宮へ続く参道は、アニメでも印象的に描かれています。約400メートルの参道沿いには、土産物店や飲食店が立ち並び、参拝前後の散策が楽しめます。
参道の雰囲気は、古くからの門前町の風情を残しつつ、現代的な店舗も調和している独特の空間です。時間帯によって異なる表情を見せ、早朝は静謐な雰囲気、日中は参拝客で賑わい、夕方には落ち着いた風情が漂います。
訪問のポイント:
- 伊勢市駅から徒歩約5分
- 参道沿いには地元の名産品を扱う店が多数
- 飲食店も充実しており、伊勢うどんや手こね寿司などの郷土料理が楽しめる
若松屋(わかまつや)
アニメでちかが食べ歩きをしていた「若松屋」は、外宮参道にある老舗の飲食店です。作中で登場した「飛龍頭(ひりょうず)」は、この店の名物として知られています。
飛龍頭は、豆腐をベースにした揚げ物で、ふわふわとした食感と優しい味わいが特徴です。外はサクッと、中はふんわりとした食感で、出汁の効いた餡がかけられています。アニメを見て実際に訪れるファンも多く、聖地巡礼の定番スポットとなっています。
店舗情報:
- 営業時間:10:00~17:00頃(売り切れ次第終了の場合あり)
- 定休日:不定休
- 飛龍頭は1個から購入可能、食べ歩きもできる
- 年季の入った店構えが雰囲気抜群
伊勢神宮外宮(豊受大神宮)
伊勢神宮は内宮と外宮の二つの正宮を中心とした125の社から成る神社で、外宮は正式には「豊受大神宮(とようけだいじんぐう)」と呼ばれます。衣食住を司る豊受大御神が祀られており、古来より「外宮先祭」の習わしに従い、参拝は外宮から始めるのが正式とされています。
アニメでは外宮の鳥居、参道、正宮などが丁寧に描かれており、神聖な雰囲気が見事に表現されています。実際に訪れると、樹齢数百年の杉木立に囲まれた参道を歩き、清浄な空気と静寂に包まれる特別な体験ができます。
参拝のポイント:
- 参拝所要時間:約30分~1時間
- 正宮への参道は砂利道で、歩きやすい靴がおすすめ
- 写真撮影は鳥居の外から可能(正宮は撮影禁止)
- 早朝参拝(5:00~6:00頃)は人が少なく、より神聖な気持ちで参拝できる
茜社(豊川茜稲荷神社)
外宮の境内にある別宮の一つで、正式には「豊川茜稲荷神社」と呼ばれる茜社も、アニメに登場します。外宮の参拝ルート上にあり、こちらも多くの参拝客が訪れる場所です。
小さな社ですが、朱色の鳥居が印象的で、稲荷信仰の雰囲気を感じられます。外宮参拝の際には、こちらにも立ち寄ることで、より充実した参拝体験となるでしょう。
アクセス:
- 外宮境内にあり、正宮参拝の際に立ち寄れる
- 正宮からは徒歩数分の場所
伊勢神宮内宮(皇大神宮)
内宮は正式には「皇大神宮(こうたいじんぐう)」と呼ばれ、皇室の祖神である天照大御神を祀る、伊勢神宮の中心的存在です。アニメでも重要な舞台として登場し、五十鈴川の御手洗場、宇治橋、参道、正宮などが美しく描かれています。
宇治橋を渡ると、そこは神域への入口です。五十鈴川のせせらぎを聞きながら参道を進むと、心が洗われるような清々しい気持ちになります。正宮に至る参道は、両側に樹齢数百年の杉や檜が立ち並び、荘厳な雰囲気に包まれています。
参拝のポイント:
- 参拝所要時間:1時間~1時間30分
- 宇治橋は右側通行が基本(帰りは左側)
- 五十鈴川の御手洗場で手を清めることができる
- 正宮は撮影禁止、心静かに参拝を
- 内宮は外宮よりも広く、時間に余裕を持って訪問を
アクセス情報:
- 外宮からバスで約15分「内宮前」下車
- 伊勢市駅からバスで約20分
- 駐車場あり(繁忙期は混雑するため公共交通機関推奨)
おはらい町通り
内宮の門前町として栄えるおはらい町通りは、江戸時代末期から明治時代初期の街並みを再現した商店街です。約800メートルの通りには、伝統的な建築様式の建物が立ち並び、タイムスリップしたような雰囲気を楽しめます。
アニメでも、ちかとりりが通りを散策するシーンが描かれており、賑やかな雰囲気と歴史的な街並みの美しさが印象的です。伊勢うどん、てこね寿司、松阪牛の串焼きなど、三重県の名物グルメを食べ歩きできるのも魅力です。
おすすめポイント:
- 所要時間:1時間~2時間(食事・買い物含む)
- 赤福本店をはじめ、多数の飲食店・土産物店が軒を連ねる
- おかげ横丁(おはらい町通りの中にある)も必見
- 食べ歩きグルメが充実、伊勢コロッケや五平餅なども人気
鳥羽エリア
アニメでは鳥羽方面への移動シーンも登場します。鳥羽は伊勢志摩国立公園の一部で、美しいリアス式海岸と新鮮な海の幸が魅力の観光地です。
伊勢神宮からは電車で約30分とアクセスも良く、時間に余裕があれば足を延ばしてみるのもおすすめです。鳥羽水族館や鳥羽湾めぐりなど、見どころも豊富です。
アクセス:
- 伊勢市駅からJR参宮線・近鉄鳥羽線で約15分
- 内宮前からバスで約40分
二見浦(ふたみうら)
二見浦は、伊勢市と鳥羽市の間に位置する海岸で、夫婦岩で有名な景勝地です。アニメでも重要なシーンの舞台として登場し、海岸の美しい風景が印象的に描かれています。
二見浦の海岸沿いには、古くからの旅館や土産物店が立ち並び、昔ながらの海辺の温泉街の雰囲気を残しています。潮風を感じながらの散策は、伊勢神宮参拝とは異なる開放的な気分を味わえます。
アクセス:
- JR参宮線「二見浦駅」から徒歩約15分
- 伊勢市駅からバスで約20分「夫婦岩東口」下車
夫婦岩(めおといわ)
アニメで印象的に登場する夫婦岩は、二見興玉神社の境内にある名勝です。大小二つの岩が注連縄で結ばれた姿は、夫婦や縁結びの象徴として古くから信仰を集めてきました。
大岩(男岩)は高さ9メートル、小岩(女岩)は高さ4メートルで、二つの岩を結ぶ注連縄は長さ35メートル、重さ40キログラムもあります。この注連縄は年に3回張り替えられ、5月、9月、12月の大注連縄張神事は多くの参拝客で賑わいます。
作中では、おじさん(神様?)とのシーンでも登場し、物語の重要な転換点となる場所として描かれています。実際に訪れると、海と岩と注連縄が織りなす神秘的な光景に、心を打たれることでしょう。
見学のポイント:
- 夏至の頃には、夫婦岩の間から昇る朝日を見ることができる(天候による)
- 二見興玉神社の参拝も忘れずに
- 境内には「天の岩屋」や「竜宮社」などの見どころも
- 所要時間:30分~1時間
赤福 二見店
アニメでちかとりりが訪れた「赤福 二見店」は、夫婦岩の近くにある赤福の支店です。作中では「赤福氷」を食べるシーンが描かれており、多くのファンが聖地巡礼で訪れています。
赤福氷は、夏季限定の人気メニューで、ふわふわの氷に赤福餅と抹茶シロップがかけられた逸品です。通常のかき氷とは一線を画す、舌の上で溶ける繊細な氷の食感と、赤福餅の優しい甘さが絶妙にマッチしています。
店舗情報:
- 営業時間:季節により変動(夏季は早朝から営業)
- 赤福氷は夏季限定(4月下旬~9月下旬頃)
- 繁忙期は1時間以上の待ち時間も覚悟を
- 店内からは海を眺めることができ、雰囲気抜群
- 赤福餅(通年商品)も美味
効率的な聖地巡礼ルート
三重県の聖地を1日で効率よく回るモデルコースを紹介します。
日帰りコース(8:00~18:00)
8:00 伊勢市駅到着
↓ 徒歩5分
8:10 外宮参道散策・若松屋で飛龍頭
↓ 徒歩5分
8:30 伊勢神宮外宮参拝(所要1時間)
↓ バス15分
10:00 伊勢神宮内宮参拝(所要1.5時間)
11:30 おはらい町通りで昼食・散策(所要2時間)
↓ バス20分
14:00 二見浦到着
14:15 夫婦岩・二見興玉神社参拝(所要1時間)
15:30 赤福 二見店で赤福氷(待ち時間含め1時間)
↓ 電車・バス40分
17:00 伊勢市駅到着
18:00 出発
1泊2日コース
時間に余裕を持って巡礼したい方には、1泊2日のコースがおすすめです。
1日目:
- 午前:白子漁港(鈴鹿市)訪問
- 午後:伊勢市駅到着、外宮参拝、外宮参道散策
- 夕方:伊勢市内または二見浦の旅館に宿泊
2日目:
- 早朝:内宮の早朝参拝(6:00頃)
- 午前:おはらい町通り散策・買い物
- 午後:二見浦・夫婦岩、赤福 二見店
- 余裕があれば鳥羽方面へ
アクセス・交通手段の詳細
主要都市からのアクセス
名古屋から:
- 近鉄特急:約1時間30分、片道2,470円
- JR快速みえ:約1時間30分、片道1,980円
- 車:東名阪自動車道・伊勢自動車道経由で約2時間
大阪から:
- 近鉄特急:約2時間、片道3,290円
- 車:名阪国道・伊勢自動車道経由で約2時間30分
東京から:
- 新幹線+近鉄特急:約3時間30分、片道12,000円前後
- 飛行機:中部国際空港経由で約3時間(空港からの移動含む)
現地での移動手段
バス:
- 三重交通の路線バスが充実
- 外宮・内宮間は「外宮内宮循環バス」が便利(約15分間隔)
- 1日乗車券(大人800円)の利用がお得
タクシー:
- 伊勢市駅から外宮まで約5分、約1,000円
- 外宮から内宮まで約15分、約2,500円
レンタサイクル:
- 伊勢市駅周辺にレンタサイクルあり
- 電動アシスト付き自転車がおすすめ(1日1,000円前後)
徒歩:
- 外宮から内宮まで約4キロ、徒歩約50分
- 「神宮参拝ウォーキングコース」として整備されている
訪問時の注意点とマナー
参拝マナー
伊勢神宮は日本を代表する聖地であり、適切なマナーを守って参拝しましょう。
- 鳥居をくぐる際は一礼する
- 参道の中央は神様の通り道とされるため、端を歩く
- 正宮での写真撮影は禁止
- 参拝は「二拝二拍手一拝」が基本
- 私語は慎み、静かに参拝する
服装・持ち物
- 歩きやすい靴は必須(参道は砂利道)
- 夏は日傘・帽子・日焼け止め
- 冬は防寒対策を
- 雨具(天候が変わりやすい)
- 飲料水(特に夏季)
混雑時期
以下の時期は特に混雑するため、時間に余裕を持って訪問しましょう。
- 正月三が日(1月1日~3日)
- ゴールデンウィーク(4月29日~5月5日)
- お盆(8月13日~16日)
- 週末・祝日
早朝(6:00~8:00)や平日は比較的空いており、ゆっくり参拝できます。
周辺のおすすめグルメ
伊勢うどん
太くて柔らかい麺に、濃厚なたまり醤油のタレをかけた伊勢の郷土料理。おはらい町通りの「ふくすけ」や「岡田屋」が有名です。
てこね寿司
鰹やマグロの漁師飯が起源の郷土寿司。酢飯の上に醤油ダレに漬けた魚の切り身をのせた、さっぱりとした味わいが特徴です。
松阪牛
三重県を代表するブランド牛。おはらい町通りには松阪牛の串焼きやコロッケを提供する店が多数あり、食べ歩きにも最適です。
伊勢海老・あわび
伊勢志摩エリアは海の幸の宝庫。特に伊勢海老とあわびは絶品で、旅館や料理店で味わえます。
宿泊施設の選び方
伊勢市内
- 外宮・内宮へのアクセスが便利
- ビジネスホテルから高級旅館まで選択肢が豊富
- 伊勢市駅周辺が拠点として最適
二見浦
- 海沿いの温泉旅館が多い
- 夫婦岩へのアクセスが良好
- 朝日を見ながらの朝食が魅力
鳥羽・志摩
- リゾートホテルや高級旅館が充実
- 海の幸を堪能できる
- 伊勢神宮からは少し距離があるが、自然豊かな環境
聖地巡礼マップの活用
公式サイトでは「ざつ地図」として、アニメに登場したスポットをまとめたマップが公開されています。スマートフォンでアクセスして、現地で確認しながら巡礼するのがおすすめです。
また、各スポットでの撮影ポイントやアニメのシーンとの比較写真をSNSで共有することで、他のファンとの交流も楽しめます。ハッシュタグ「#ざつ旅聖地巡礼」「#ざつ旅三重」などを活用しましょう。
季節ごとの見どころ
春(3月~5月)
- 桜の季節(3月下旬~4月上旬)は五十鈴川沿いの桜が美しい
- 気候が穏やかで参拝に最適
- ゴールデンウィークは混雑するため注意
夏(6月~8月)
- 夏至の頃(6月21日前後)は夫婦岩から昇る朝日が見られる
- 赤福氷が楽しめる(4月下旬~9月下旬)
- 暑さ対策が必須、早朝参拝がおすすめ
秋(9月~11月)
- 紅葉の季節(11月中旬~12月上旬)は参道が色づき美しい
- 気候が良く、最も参拝しやすい時期
- 食欲の秋、グルメも充実
冬(12月~2月)
- 正月三が日は最も混雑する時期
- 澄んだ空気の中での参拝は格別
- 防寒対策をしっかりと
まとめ:ざつ旅三重県聖地巡礼の魅力
「ざつ旅-That’s Journey-」の三重県編は、日本を代表する聖地・伊勢神宮を中心に、歴史と文化、自然と美食が調和した魅力的なエリアを舞台としています。アニメファンの聖地巡礼はもちろん、三重県の魅力を再発見する旅としても最適です。
白子漁港から始まり、伊勢神宮の外宮・内宮、おはらい町通り、二見浦の夫婦岩まで、各スポットには独自の魅力があります。アニメで描かれた場所を実際に訪れることで、作品への理解が深まるとともに、三重県の奥深い魅力に触れることができるでしょう。
時間をかけてゆっくりと巡るもよし、効率的に主要スポットを回るもよし。自分のペースで「ざつ」な旅を楽しんでください。そして、神様との不思議な出会いがあるかもしれません。
聖地巡礼を通じて、アニメの世界と現実の三重県の魅力を存分に味わい、素晴らしい思い出を作ってください。